フタ開けてみれば大盛り上がりのWBC 視聴率絶好調、超高額チケットも意外に人気

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   現在東京ドームで2次ラウンドが行われているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。3連覇の期待がかかる侍ジャパンだが、広島東洋カープに0-7の負けを喫するなど、1次ラウンド通過を不安視する声すらあった。しかし蓋を開けてみれば、キューバに負けた以外は連戦連勝、キューバを下したオランダ相手にコールド勝ちも決め、無事準決勝に進出した。

   野球ファンは大いに盛り上がっており、日本戦の中継はいずれも高い視聴率を記録している。さらに高額の当日券を購入して観戦する人も少なくないようだ。

台湾戦、オランダ戦は視聴率40%超える瞬間も

   2013年3月2日のブラジル戦、3日の中国戦はテレビ朝日系で中継され、それぞれ関東地区の平均視聴率が25.4%、23.2%。瞬間最高視聴率は35.5%、32.3%だった。TBS系で3月6日に中継されたキューバ戦も、平均視聴率は22.8%、瞬間最高は29.7%と高い数字だった。

   2次ラウンドでは、3月8日テレビ朝日系で放送の台湾戦が平均30.3%、瞬間最高43.0%。10日TBS系で放送のオランダ戦では平均34.4%、瞬間最高は44.6%という高記録だった。

   今回のWBCは、「チケットが高すぎる」という前評判もあった。福岡のヤフオク!ドームで開催された1次ラウンドの日本戦は4000円~1万4000円。東京ドームの2次ラウンドでは5000円~1万8000円という価格設定だ。インターネット上では「外野指定席で5000円もするって、誰が見に行くんだ」などとささやかれ、実際全試合で当日券が販売されている。

   しかし日本が勝ち進むにつれて「やはり現地で観戦したい」と思う人が増えていったようだ。テレビ中継を見る限り、3月8日の台湾戦は平日ということもあってか空席も目立っていたが、10日のオランダ戦は外野席はほぼ満員、内野もかなり埋まっているようだった。

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