「やれることが幸せなのか、やめられることが幸せなのか」
このブログを見たファンからは引退を残念がる声が寄せられ、芸人仲間からも「いつでも戻ってこいよ」と言われている。
しかし一方で、漫画「ドラゴンボール」のベジータのモノマネでおなじみの若手芸人R藤本さん(31)は「こういう世界なんです」とパソ・コン太郎さんの決断にブログで理解を示した。
藤本さんは、
「辞めることは前から聞いていたし、止めようとも思わなかった。そもそも売れてない先輩から止められたところで何の説得力もないですしね。芸人が自主的に解散、辞めることに関して、残念だと思ったことは一度もないです。本当、稼げないですから」
と淡々としている。
パソコン太郎さんと藤本さんがともにサラリーマンを経験していることについて、「社会人を経験した芸人の多くは、よく言えば冷静、悪く言えば冷めている。売れてない若手によくある青春ノリがない」という。そのため「仕事として向いているかどうか」という問題に向き合ってしまう。仕事や何かを捨ててきた芸人を目指した人間にとって、「そこでさらに芸人を辞める、という行為は、一度捨てた自分をさらに否定して、また元に戻らなくてはいけないのです。残酷ですよね」と語る。
自らをテレビに向いていないという藤本さんも「面白いライブに出会えてなかったら、とっくに芸人やめていたと思います」と白状した。
「やれることが幸せなのか、やめられることが幸せなのか。5年後のR藤本VS旧パソ・コン太郎が、この問題に1つの答えを出してくれるでしょう。どちらも幸せだったらいいんですけどねー」と締めくくっている。
なお相方の茂木哲平さんは「パソ・コン太郎最後の仕事をしかと見届けました。今までありがとうございました」とツイッターで触れている。