経営再建に取り組むシャープは、韓国のサムスン電子から100億円規模の出資を受ける方向で最終調整に入っている。シャープの自己資本比率は2012年12月末時点で9.6%に低下しており、出資を受けることで財務体質を強化する。
実現すれば、サムスンのシャープへの出資比率は約3%となる。
シャープは、台湾・鴻海精密工業との出資交渉が暗礁に乗り上げている。一方、13年秋には2000億円の社債の償還が迫っており、資本の積み増しが急務となっている。
シャープは2013年3月6日、「報道は当社が発表したものではない」とのコメントを発表している。