米国の研究チームが、エイズウイルス(HIV)に感染して生まれた女児に出生直後から抗ウイルス薬を投与したところ治癒した、と複数のアメリカのメディアが2013年3月3日に報じた。
これはミシシッピ大学医療センターやジョンズ・ホプキンス大学小児センターなどの研究者たちがアトランタの学会で発表したもので、2010年7月に生まれた女児に出生30時間後からワクチンを投じ、2歳になったときにHIVが血液検査で検出されなくなった。HIVが完全に消滅したわけではないが、通常の血液検査では検出されないレベルになった。ただし、他の女児も同じ結果になるかどうかはさらなる研究が必要だという。