「アップルを負かした」英判事 サムスン特許訴訟の法律顧問に就任

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訴訟によって異なる判決

   「iPad」などをめぐるアップルとサムスン電子の特許侵害訴訟は、2013年1月末に米カリフォルニア州北部連邦地裁が、アップルが主張する「iPad」と「iPad2」の独特の外形、いわゆる「トレードドレス」の特許をサムスン電子が侵害したのは故意とみなせないと、アップル敗訴の判決を出した。

   一方、東京地裁の2月28日の判決では、サムスン電子には特許権の侵害を理由とした損害賠償請求権がないと、アップル勝訴の判決を言い渡した。あわせて、サムスンが求めていたアップル製品の輸入、販売の差し止めの仮処分申請も却下した。

   特許をめぐる両社の裁判は世界10か国で起こされていて、国内の訴訟では12年8月、東京地裁で今回と別の特許でアップルが敗訴し控訴中だ。他に東京地裁に少なくとも4件の訴訟が係属している。両者の争いはまだ続きそうだ。

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