「往復20発ぐらいビンタされた」
「フライデー」で清原氏は、野球を始めた小学5年生からPL時代までの厳しかった日々を回想している。中学時代、コーチから「センターに打て」と指示されたが、レフトに本塁打を放った。戻ってくるとコーチから「往復20発ぐらいビンタされた」。だがこういった指導で「オレの根性が鍛えられた」と、今も感謝しているという。
そしてPL野球部に入部。1年生で球拾いをしている際、とり損ねると捕手役の2年生が監督からバットで尻をたたかれる。その夜は2年生が1年生のミスを責め、殴ったそうだ。上級生の仕打ちが怖くて練習時は緊張感であふれた「効果」か、試合の緊張など大したことがないと思うことができ、「『逆転のPL』と恐れられるほど窮地に強かった」と振り返る。
そのうえで、あまり怒られた経験のない選手だと根性がすわっておらず、「ここぞ」という場面に打てない、強い精神力を発揮できるようになるには、多少はしごきを経験するのも必要ではないか、と持論を展開した。