アルジェリアで日本人10人を含む約40人が犠牲になった人質事件の首謀者とされるモフタール・ベルモフタール容疑者が、西アフリカ・マリで殺害されたと2013年3月2日発表された。マリでイスラム過激派掃討作戦に参加しているチャド軍が明らかにしたもので、同日正午、山岳地点の拠点を攻撃されて死亡したという。
ベルモフタール容疑者はアルジェリア出身、「イスラーム・マグリブ諸国のアル=カイーダ機構(AQIM)」の元幹部で、1月に自らの武装組織「血判大隊」を率いてアルジェリア人質事件などを引き起こした。
一方でイスラム系ウェブサイトに「生存が確認された」との声明が発表されたとの報道もあり、各国政府が情報の把握に努めている。