パソコン（PC）遠隔操作事件で、警視庁などの合同捜査本部は、イベントでの殺人予告を掲示板に書き込んだとして威力業務妨害の疑いで逮捕されていたIT関連会社社員、片山祐輔容疑者（30）を、2013年3月3日に再逮捕した。
報道によると容疑は、大阪府のアニメ演出家の男性のPCを遠隔操作して2012年7月29日に大阪市のホームページに大量殺人の予告メールを送信した偽計業務妨害と、同様の手口で8月1日、航行中の日航機の爆破予告メールを送り引き返させたハイジャック防止法違反の疑い。大阪市のホームページへのメールで、パソコン所有者の男性は誤認逮捕されていた。一連の遠隔操作事件で、誤認逮捕があった事件の立件は初めてとなる。
片山容疑者は2月10日、名古屋市の会社のPCを操作してイベントの襲撃予告をしたとして、威力業務妨害容疑で逮捕された。同容疑について、東京地検は勾留期限の切れる3日、処分保留の判断を下している。