土地の値上がりも期待
不動産株も軒並み上昇。三菱地所(値上がり率6.06%、2450円)、三井不動産(3.22%、2434円)、住友不動産(5.90%、3320円)と、大手3社がそろって年初来高値を更新した。
3月1日の日経平均株価の値上がり率が0.41%だから、不動産株や倉庫株がいかに突出していたかがわかる。
国土交通省が2月26日に公表した1月時点の全国の主な商業地と住宅地の地価動向によると、調査した150地点のうち51地点(34.0%)で上昇。前回の12年10月時点から17地点増えた。同省は「景気の見通しがよくなってきたことで、土地購入のリスクが低くなっているためではないか」と分析している。
地価が上昇に転じる傾向がより明確になってきたようで、不動産株や倉庫株、運輸株などの上昇は、保有している土地の含み益が拡大するとの個人投資家の思惑も働いているとみられる。