青森「平均寿命」ワーストワンの原因 塩分取りすぎ、運動不足、喫煙、飲酒では当然

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日本一「長寿」の長野県とは何が違うのか

   生活習慣病というのは、食習慣や、運動不足、喫煙、飲酒などといった生活習慣が、高血圧、がん、糖尿病、精神疾患に結びついてしまうことを指す。青森県健康福祉部によると、県民は塩分を多く摂取し、運動不足で、喫煙率、飲酒率が高いのだという。

   それを裏付けているのは厚労省が発表した「平成22年国民健康・栄養調査結果」で、47都道府県中、青森県の男性の食塩摂取量は2位、喫煙率は1位、飲酒習慣者の割合も1位、肥満者の割合は9位。一方で、野菜摂取量は31位、一日の歩数量は46位だ。

   これを「長寿」日本一の長野県と比べると、長野県の男性は食塩摂取量で同6位と高いものの、喫煙は44位、飲酒習慣は19位、肥満は40位、野菜摂取量は1位、歩数は19位となっている。

   青森県と長野県の違いは、がんによる死亡率にも現れていて、国立がん研究センターがん対策情報センターが公表した「2011年の都道府県別のがんによる75歳未満年齢調整死亡率」によると、青森の死亡率がワースト1位、死亡率が最も低いのは長野県だった。

   青森県健康福祉部ではこのまま寿命のワースト1を続けるのはまずいとし、

「減塩を呼び掛ける取り組みを続けておりますし、自殺者を減らすためゲートキーパーの育成などを進めて行きたいと考えています」

と話している。

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