新興市場で医薬品・バイオ株が急騰 ここでも「アベノミクス」効果

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「少子高齢化を逆手にとれる企業」に注目

   2月28日、医薬品の研究開発のカイオム・バイオサイエンス株は前日比1140円(10.96%)高の1万1540円で引けた。4日続伸で、前週末(2月22日)と比べて73.3%も上昇した。ゲノム解析に強みをもつ創薬ベンチャーのジーエヌアイグループも、同44%高と急上昇。28日には年初来高値(330円)を付けている。

   ジャスダック市場でも、医薬品の免疫生物研究所がストップ高となり、上場来高値を更新。前日比4000円(24.41%)高の2万390円を付けた。前週末から、わずか4日で2.3倍もの急騰だ。

   新興市場をにぎわしているのは、医薬品・バイオ株以外にもある。東証1部、2部や大証などを含めた株式市場の上昇率(2月28日)の上位には、キャラクターグッズやゲームの企画・開発のブロッコリーやメンタルヘルス事業のアドバンテッジリスクマネジメント、中古車の買取・販売のアップルインターナショナル、情報・通信事業のeBASEなどが並び、ベスト10のうち、8銘柄を新興市場が占めた。

   前出の野村証券の山口部長は、「グローバルな企業やアジアの成長を取り込んでいける企業、少子高齢化を逆手にとって成長できる企業に注目しています」と話している。

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