YouTubeで年収900万稼ぐ人も数千人
それにしてもYouTubeでお金がもらえるというのは、どんなカラクリなのか。
シバターさんが指しているのは、おそらくYouTubeが提供している「パートナープログラム」だ。YouTubeのガイドラインに従っていれば誰でも利用でき、登録すると、動画の再生回数、および動画に表示された広告のクリック回数などに応じて、その広告収入の一部がユーザーにも振り込まれる。
収益は「広告のタイプ」やその価格などさまざまな要因によって異なるため、「一再生数あたりいくら」とは単純化できない。ただ利用経験がある人のブログなどを参照した限りでは、今回の「1再生だいたい0.1円」というのはそう珍しくない数字のようだ。
グーグルによれば世界30か国で現在100万人以上がこのプログラムを利用しており、また年間10万ドル(約900万円)以上稼ぐ人も数千人に上る。ここまで来ると、もはや下手に会社勤めするよりよっぽど儲かっている。日本での利用者数は明かされていないが、ここ1年で3倍に増えるなど拡大傾向にあるという。
なお、シバターさんのネタばらし動画には、その「釣り」の鮮やかさを褒め称えるコメントとともに、「釣られた」人たちから、
「気持ち悪すぎ そして、性格悪すぎ」
「親が見たら泣くよね」
などと腹立ち交じりの批判が少なからず寄せられている。もっともその分また再生数は伸びており(28日夕方時点で約9万回)、その懐はまたしても潤いそうだ。