男性には免疫ない?風しんが爆発的に流行中 平年の20倍以上 春夏に拡大の恐れ

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春から夏にかけて流行拡大の危険性

   この流行、いつまで続くのか。担当者は感染症の流行の予想は難しいと前置きした上で、

「風しんはもともと、春から夏にかけての病気ですから、これから広がっていく可能性はあります」

とさらなる流行拡大の懸念を示した。

   予防策としては、ワクチンを打つことがあげられる。成人の場合は自費負担になるが5000円程度ででき、1回で済むという。受けてから2週間から1か月で効果が出てくるため、今打っておけば、流行の本格化の時期に備えられると言えそうだ。

   東京都の担当者も「(成人には自費ということで)お願いするしかできないが、ぜひ受けて欲しい」と力をこめた。家族間で伝染がおこりやすいので、とりわけ妊婦のいる家庭では「先天性風しん症候群」の危険性があるからだという。

   なお、子どもの場合は年齢によっては無料でワクチンを受けられることもある。たとえば東京都では、13年3月31日まで、中学校1年生と高校3年生でワクチンを1回しか受けていない子どもを対象に、2回目のワクチン接種を無料としている。

   風しんの初期症状は発熱や発しん。これが出たら、まずは医者に受診することが必要だ。その上で、「家でおとなしくしているのが一番ですが、仕事を休むのも難しいかと思いますので、手洗い・マスクなどをして、周りに広げないよう気をつけて欲しい」とも話していた。

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