上昇が始まってからも5~6人が飛び降りた
上昇が始まってからも5~6人が飛び降りた模様だが、すでに高度は100フィート(30メートル)に達しており、地面に衝突して死亡したり、焼死したりした。結局、気球に乗っていた21人のうち、助かったのは最初に飛び降りた2人だけだった。
パイロットは病院で治療を受けており、頭部と足を負傷したものの話せる状態だという。
なお、日本気球連盟の「パイロットハンドブック」では、事故が起こった際の対処手順を(1)負傷者等の救出(2)二次災害防止(3)緊急連絡(4)被害者への謝罪(5)現場の復旧、と定めており、特に(1)では「人命第一優先であることから、まず負傷者を救出し、応急措置を行う」とある。
24か国でのフライト経験を持つ藤田昌彦さんも、TBSの「朝ズバッ!」の中で
「あり得ないですよね。自分の身が大事で降りたんだと思いますけど。あと、残された人は、やるすべがないですよね。何もできない。考えられない」
と、あきれた様子だった。