「広告が煩わしい」フェイスブック利用者は減少
ITマーケティング会社を経営する永江一石さんは、2013年2月25日のブログで、オリンピック選手らの写真が使われたことについて、「明確な肖像権の侵害と、人格権の侵害が行われている」として、JOCなどに適切に対処するよう求めた。
フェイスブックの運営側にも通報したが、まだ対処されていないという。永江さんはさらに、7000人もがページに好感を示したことに対し、「この方達、情報商材のターゲットのど真ん中ストライクですな」として、注意を促している。
リンク先のハウツー本を出している出版社では、取材に対し、「ページにつきましては、弊社とは無関係です」と答えた。「詳細は調査しないと不明ですが、弊社のアフィリエイトプログラムに登録している方が単に広告目的でリンクを貼っているものと思われます」と言っている。
JOCの事業広報部では、ページのことはまだ確認していないとしたうえで、「オリンピックに関連する写真なら、事実関係を確認しながら、できることは対応しています」と話した。
マーケティング会社のアウンコンサルティングが19日に発表した調査結果によると、日本のフェイスブック利用者は、12年9月よりも10%ほども減っていることが分かった。これは、フェイスブック内の広告が煩わしいことなどが理由だと分析されている。
そこで、フェイスブックの日本の広報担当者に、こうした問題にどう対処するのか取材したが、まだ返事などは返ってきていない。