遠隔操作事件、佐藤弁護士が反転攻勢「冤罪だ!」 ネットで「支援」の動き、メディアの風向きも変わる

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ウイルスに「会社の情報」もネットは疑問視

   こうした中で、片山容疑者と見られる人物を江ノ島で目撃した、という証言もクローズアップされた。2010年に投稿されたあるブログでは、片山容疑者によく似た人物が、猫たちが寒さをしのげるよう、座布団を江ノ島に持ち込んでいたことが記されている。これがもし本人なら、片山容疑者は以前から何度も江ノ島を訪れていた可能性があり、1月3日に居合わせたことも「不自然ではないのでは」との見方も出ている。

   ただ警察も押されてばかりではない。20日には新たな証拠として、FBIが差し押さえた米国のサーバーからウイルスのデータが押収され、そこから片山容疑者の派遣先の会社のPCを示す情報が見つかったと報じられた。しかし警察の「IT音痴」ぶり、またウイルスのデータ自体は以前から専門機関を含め多くの人が解析していることもあって、「今さら何が出るものか」と冷めた反応が強い。週刊誌からは早くも「冤罪だったら刑事も記者も全員クビ」(週刊現代)という記事まで飛び出した。

   片山容疑者は26日、東京地裁で開かれた勾留理由開示の手続きのため、逮捕以来初めて公の場に姿を見せた。片山容疑者は「逮捕は寝耳に水」「私は犯人ではありません」と、改めて事件への関与を否定した。

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