鳩山由紀夫元首相が、「民主党から離れたい、別の行動をしていきたい」と語り、民主党を離党する考えを示したことがわかった。
離党してどうするのか、別の行動とは何なのか。インターネット上では「これで民主党は、せいせいしただろう」などと、かなり好き放題言われている。
「トップが失敗連鎖」と言われ「これでは党再生難しい」
鳩山氏が「離党」発言したのは、2013年2月25日にNPO法人「北海道グラウンドワーク」が札幌市で開いた、北方領土と沖縄についてのパネルディスカッションでのことだ。
2月24日の民主党大会で、政権運営、衆院選惨敗について「トップによる失敗の連鎖」「普天間に代表される安全保障上の失敗」という総括、「共生社会」「新しい公共」「憲法の基本精神を具現化」などの新しい綱領を採択したことについて、「昔の民主党とはあまりにもかけ離れてしまっている印象」「この内容では党再生は難しい」と批判。「できれば今日をもって民主党員であることから離れ、活動を自由にしてまいりたい」と、離党の意向を示した。12年11月に政界引退を明言していたが、党籍は残していた。
鳩山氏は現在、首相在任時から掲げていた「東アジア共同体構想」の実現に向けての研究所と沖縄事務所を設立する準備をしており、「政党に偏らない方がいいと思っていた。元々党員資格を延長するつもりはなかった」とも話した。今後は研究所で、東アジア外交に関連した活動をしていく考えだという。
インターネット上では、「民主党は、せいせいしただろう」「これは民主党再生の狼煙w」「やばいな、ポッポが離党すると夏の参議院でミンスへの票が増えちまう…」など、「鳩山氏が抜けることによって民主党の調子が上向くのでは」という皮肉な見方の書き込みが多く見られる。
「もう一肌脱いで!」「鳩山さんしか日本救えない」わずかにエールも
鳩山氏の今後の活動については、生活の党代表の小沢一郎氏と合流するのではという見方が多く、「この規格外のおバカさんの資金力を目当てに小沢ほか政治屋さんになりたい人が担ぎ出しそうな感じ」「また小沢と組むんじゃねーの?ポッポに金がある限り、手を差しのべる奴は出てくるよ」「生活の党+社民党+新党大地→友愛党へ」など、結局利用されるのがオチでは、という声が見られる。
このほか、「自民に復党を申し入れそう」「のちの沖縄県知事候補である」などの予想がある。
わずかに「これからも応援しています!ぜひリベラル勢力の結集のために、もう一肌脱いでください」「鳩山さんしか日本を救える人はいません。東アジア共同体でしか日本を再生することはできません」という期待の意見もあったが、「北極とかに行ってくれるんでしょうか。助かります」「スマイル党に入党してくれ マック赤坂と連立政権樹立」と散々な言われようだ。