野田聖子議員、少子化対策として中絶禁止唱える? ネット上で賛否両論、様々な意見が

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過去には、重度の障害なら堕胎認める発言も

   発言の真意は不明のままだが、ネット上では、報道内容について、様々な意見が上がっている。

   中絶禁止に反対する意見としては、生まれてきた子どもの立場を考慮すべきだとの声が多い。養子に入れば、差別されたり不利な扱いを受けたりするとして、「そんなに不幸な子供を増やしたいのか」といった批判がある。「望まれなかった子供が増え、虐待とかの増加につながったりしないか」との声もあった。ルーマニアのチャウシェスク政権時代のように、中絶を禁止すれば捨て子や浮浪児が増えるとの声も上がった。

   賛成の意見も広く見られ、「子供欲しい人に上手に渡せればね、いいね」「毎年20万人の中絶が無くなれば、人口増加して経済良好」「移民政策よりマシだろ?」といった声が出ている。一方で、レイプ被害の場合は中絶を認めないとおかしい、出生前診断で重度の障害が分かったら堕胎できるようにすべき、という意見もあった。

   野田聖子氏は、不妊症に苦しみ、高齢や共働きから養子縁組も断られた結果、米国で卵子提供を受けて出産した経験がある。そのとき子どもに重度の障害があることが分かったが、アエラ2011年4月18日号のインタビュー記事では、「どんな子どもでも産むと決めていた」と明かしている。ただ、「同じ状況で中絶を選ぶ人のことは責めません」と述べており、野田氏が、どんな状況でも中絶禁止にと考えているわけでは必ずしもなさそうだ。

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