小泉進次郎議員、「出る杭は打たれる」? いとこ逮捕で憶測が出回る

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   自民党・小泉進次郞衆院議員(31)のいとこが逮捕されたことについて、ネット上などでは、チクられたのではなどと根拠のないうわさが出回っている。

「子どものころから兄弟のように一緒に育ってきた。罪を償って早く立ち直ってほしい」

   小泉進次郞議員は2013年2月21日、自民党本部で記者団に囲まれ、「とても残念だ」としながら、険しい表情でこう語った。

青年局長としての昼食会は、出席減らされ

   いとこの小泉力也容疑者(29)は、神奈川県横須賀市内でホストクラブを無許可営業したとして、17日未明に風営法違反の現行犯で県警に逮捕された。報道によると、このホストクラブ「サンクチュアリ」は、ホストと女性客が深夜に路上で騒いだりしたとして、12年秋に住民から県警に苦情の通報があったという。小泉容疑者は、小泉純一郎元首相(71)の甥でもあるが、メディアでは主に、人気が高い進次郎氏のいとことして大きく報じられた。

   小泉容疑者の父親は、元首相の弟で、元首相の議員時代に秘書もしていた。一方の小泉容疑者は、進次郎氏らの選挙区になる神奈川11区で2年前にサンクチュアリを開店したが、政界には関わりがなかったそうだ。

   進次郎人気が続く中だけあって、ネット上では、「いとこもイケメンなの?」などと話題になった。しかし、同時に、「進次郎の人気に嫉妬w」「出る杭は打て」などと、事件のきっかけは政界がらみではないかという邪推も出ている。

   夕刊紙などでは、進次郎氏が、自民党青年局長として開いている昼食会が、派閥の圧力で出席者を減らされたと報じられている。2月15日の昼食会が初回の80人から30人にまで減ったのは、同じ日に自民党憲法改正推進本部の会合や安倍晋三首相の講演がセットされたからだというのだ。

「総裁になるなら、オレは党を出ていく」

   自民党の事情に詳しい政界関係者は、取材に対し、「いとこの逮捕は、進次郎つぶしとは関係ないのではないかと思います」としながらも、こう指摘する。

「政界は、ねたみや嫉妬の世界ですので、進次郎人気を面白くないと思う議員が多いことは事実です。青年局長は、もともと当選3回生のポストでしたが、そこに2回生の進次郎がなっています。被災地視察などを呼びかける進次郎氏に対し、若手議員の中では、『目立ちたがり屋では』『31歳で偉そうに』といった声も上がってるんですよ」

   さらに、自民党の長老議員からも目を付けられているそうだ。

「再び下野したくないので、夏の参院選では、進次郎人気にあやかりたいという気持ちがあります。それで青年局長に据えたわけですが、『総裁選でなぜ安倍に投票しなかったのか』『まだまだあいつは使えないな』といった声も聞こえてきますね。ある4回生議員は、『もし進次郎が総裁になるなら、オレは党を出ていく』と言い放っていましたよ」

   青年局の昼食会に党の会合などが入った経緯については、必ずしも長老が仕組んだとは言えないとしたものの、派閥の締め付けがあり、若手議員もそれを優先した可能性はあるという。

「進次郎も、『出る杭は打たれる』ことが分かっていますので、気をつけています。だから、テレビに出演しなかったり、自分がいいとも思っていないと言ったりして遠慮しています。あと1、2年は青年局長をやると思いますが、ねたみや嫉妬にめげないで、ぎりぎりの活動を続けていくことが大事でしょうね」
姉妹サイト