「総裁になるなら、オレは党を出ていく」
自民党の事情に詳しい政界関係者は、取材に対し、「いとこの逮捕は、進次郎つぶしとは関係ないのではないかと思います」としながらも、こう指摘する。
「政界は、ねたみや嫉妬の世界ですので、進次郎人気を面白くないと思う議員が多いことは事実です。青年局長は、もともと当選3回生のポストでしたが、そこに2回生の進次郎がなっています。被災地視察などを呼びかける進次郎氏に対し、若手議員の中では、『目立ちたがり屋では』『31歳で偉そうに』といった声も上がってるんですよ」
さらに、自民党の長老議員からも目を付けられているそうだ。
「再び下野したくないので、夏の参院選では、進次郎人気にあやかりたいという気持ちがあります。それで青年局長に据えたわけですが、『総裁選でなぜ安倍に投票しなかったのか』『まだまだあいつは使えないな』といった声も聞こえてきますね。ある4回生議員は、『もし進次郎が総裁になるなら、オレは党を出ていく』と言い放っていましたよ」
青年局の昼食会に党の会合などが入った経緯については、必ずしも長老が仕組んだとは言えないとしたものの、派閥の締め付けがあり、若手議員もそれを優先した可能性はあるという。
「進次郎も、『出る杭は打たれる』ことが分かっていますので、気をつけています。だから、テレビに出演しなかったり、自分がいいとも思っていないと言ったりして遠慮しています。あと1、2年は青年局長をやると思いますが、ねたみや嫉妬にめげないで、ぎりぎりの活動を続けていくことが大事でしょうね」