モデルルームで、「自分の部屋をイメージさせる」
イケアは、店舗づくりに特徴があり、売り上げにも貢献しているとみられる。郊外に「イケアストア」と呼ばれる、売り場面積が通常約4万平方メートルという大規模な店舗を構え、最寄りのターミナル駅などから直行バスを運行するなどで集客している。
店内は、家具や雑貨をテーマごとに配置するモデルルームをいくつも用意し、消費者は家具が実際に自分の部屋に置かれた状況をイメージしながら、気に入ったデザインの家具をしぼり込める。買いたい家具があったら商品番号を控えて、レジに向かう前に倉庫からピックアップする仕組み。
選んだ商品を持ち歩くこともないので、店内のレストランやホットドッグなどの軽食コーナーで休憩しながら、ゆっくり商品を見て回れる。持ち帰れない商品は配送してもらえる。
終日すごせる、ちょっとしたテーマパークのようで、レストランなどの売り上げも他の家具店にはない「収入源」のようだ。