「桜の木、撮り鉄に勝手に切断された」 しなの鉄道ツイッター「炎上」で謝罪

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   鉄道の写真を撮影することを趣味とするオタク、いわゆる「撮り鉄」が、勝手に桜の木を切り倒してまで撮影したとして、鉄道会社のツイッターアカウントが苦言を呈した。

   花をつける前の大事な木が切られてしまったという悲痛なツイートで、撮り鉄への非難の声が高まった。しかし一方で、「撮り鉄がやった」という確かな証拠はなく、批判的な意見も大量に寄せられ、炎上騒ぎとなっている。

「もうすぐ咲く桜の木切って撮影した写真に何の価値が?」

切断されたという桜の木の写真
切断されたという桜の木の写真

   被害を訴えたのは、長野県の鉄道会社「しなの鉄道」だ。

   2013年2月21日、「正式な非公式アカウント」として社員が運用しているツイッターアカウントで、こんな投稿があった。

「残念なお知らせです。信濃追分~御代田間の浅間山を望めるカーブ区間に植樹されていた桜の木のうち4本が無残にも切断されてしまいました。植樹されてから数年、初めて花の咲く日を待っていました。切られた枝の先には初めての蕾がついていました」
「もうすぐ咲く桜の木を切ってまで撮影した写真に、何の価値があるというのでしょうか?撮影者の方ご自身に、今一度問いかけていただければと存じます。あなたの首を絞めているのは、あなた自身です」
「桜の木は当社用地内に植樹されていたものです。写真を見ていただければ自然に折れたものでないことはお分かりいただけるかと存じます」

   これらのツイートには、桜の木の切断面や、切り倒され地面に投げ出されている蕾をつけた枝の写真が添付されており、何とも痛々しい。

   ツイート内容から「撮り鉄がやった」と思った人は、しなの鉄道のアカウントあてに「犯罪でしょこれ。不法侵入と器物損壊罪に値するのか?邪鉄を許すな!!」「正に『鉄』の面汚しですな。枝折った馬鹿は…」「木を切らねば写真も撮れないような奴は、二度とカメラを手にしないでもらいたいものです」など、撮り鉄への批判をツイートした。

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