東京ヴェルディ、フェアプレーに問題? 相手選手が大ケガ、サイトで謝罪

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   サッカーJ2の東京ヴェルディが、練習試合で相手チームの選手に大ケガをさせ、サイト上で謝罪する事態になっている。今後フェアプレーを再確認するというが、何が起きたのか。

   大ケガをしたのは、香川県に本拠を置き、Jリーグ加盟を目指すカマタマーレ讃岐のMF藤田浩平選手(23)だ。目撃情報によると、ヴェルディのDFペ・デウォン選手(24)との接触プレーで、右足首が変な方向に曲がり、うめき声が上がったという。

Jリーグ広報「事実関係を確認中」

ヴェルディは異例の謝罪
ヴェルディは異例の謝罪

   このトレーニングマッチは2013年2月19日に高知県内で行われ、元日本代表のFW高原直泰選手(33)らの得点で、ヴェルディが4対1とリードした。しかし、藤田選手の大ケガを受けて、試合がそのまま中止になっていた。

   ネット上では、そのときの様子がブログなどで報告されている。

   ファウルを巡っての真相ははっきりしないが、東京ヴェルディは、試合翌日の2013年2月20日、サイト上で異例のお詫び文を出した。

   ヴェルディのサイトでは、主審と両軍監督との協議で試合中止が決まったとした。また、ペ・デウォン選手のファウルは意図するプレーではないと聞いているとしたものの、大ケガをさせた事実を重くみて、事情を聞くためキャンプ途中で東京に戻したことを明らかにした。そして、「キャンプ終了後速やかに三浦泰年監督はじめチーム全員と、今一度フェアプレーの徹底について、再確認を致します」と説明している。

   カマタマーレ讃岐はサイト上で21日、大ケガをした藤田浩平選手が右足関節開放性脱臼骨折となり、緊急手術を行ったことを明らかにした。

   フェアプレー面で問題がなかったかについて、ヴェルディの広報担当者は取材にこう説明する。

「ペ・デウォン選手のタックルは、跳び蹴りしたり殴りかかったりした、あからさまな逸脱行為ではありません。あくまでも、プレーの流れの中で起きたことだと認識しています」

   三浦監督が審判の胸を突き飛ばしたり、声を荒げたりしたかについては、「ブログの見方によって変わることですし、クラブとしては、公式にお話しはできません」とした。

   一方、カマタマーレの広報担当者は、フェアプレー面などについて、取材にこう答えた。

「プレーがラフなのかアンフェアなのかは、本人たちでしか分かりませんが、流れの中で起こったことで、相手をケガさせようとしたことではないと思います。不可抗力でタイミングが悪かったのではないでしょうか。監督の行為や発言は、見たり聞いたりしておりませんので、事実関係が分かりません。プレー中のことは、お互いさまの部分があり、言い出すときりがないことだと思いますよ」

   今回のことについて、Jリーグの広報担当者は、「報告は受けていますが、事実関係を確認中ですので、詳細は分かりません」と取材に答えている。(2月22日、一部修正)

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