京セラと大和証券グループが50億円ずつ出資
JALが公表している有価証券報告書によると、増資を引き受けた会社と引受額の内訳は、京セラと大和証券グループが50億円、東京海上日動火災保険が15億円、損保ジャパンが5億円、JTBが3億円、阪急交通社が2億円、あいおいニッセイ同和損保と三井住友海上火災保険が1億円。
JALの稲盛名誉会長は京セラの創業者としても知られ、大和証券グループは上場時の主幹事だ。麻生氏の「意味深」が指しているのは、この2社だとみられる。
この増資をめぐる批判はたびたび繰り返されており、例えば週刊文春の12年8月9日号では、「濡れ手に粟で未公開株50億円ゲット!JALを私物化する稲盛和夫会長の『強欲』 」と題した特集が5ページにわたって掲載されている。