「渋谷駅の高架下で大爆発だ!」 ネット騒然、真相は何だったのか

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   「渋谷駅の高架下で爆発が起きてる!」。2013年2月19日夜、こんなツイートがネットをかけめぐった。

   真っ赤な炎が映されたものものしい写真も投稿されネットは騒然となったが、この事故についてほとんど報道はされず。一体真相は何だったのか。

「高架下でバンバン爆発音、身の危険を感じた」

「渋谷駅でガード下でなんか爆発してる!」「渋谷駅山手線高架下でなんか燃やしてる。バンバン爆発音するし身の危険を感じた」

   2月19日23時30分頃、ツイッター上でこんなツイートが投稿され始めた。ツイートには高架下で大きな赤い炎が上がっているような写真も添付されていた。

   さらに東急東横線がこの火災の影響で運転見合わせとなった。渋谷駅の東横線ホームが煙で曇っている写真もいくつも投稿され、大きな火災を思わせた。

   これらのツイートはすぐに拡散され、「渋谷駅爆発!?こわ!」「何が起こったの」「渋谷駅の爆発、明日の朝のニュースだろうな…」などツイッターは騒然。目撃情報や騒ぐ人々の書き込みをまとめた「togetter」や「NAVERまとめ」も作られた。

カセットボンベの小さな爆発が大騒動に?

   しかしネット上での騒ぎとは裏腹に、20日になっても主要メディアはこの「爆発騒ぎ」をほとんど報じなかった。TBSが20日未明に「渋谷駅前の高架下で段ボールが焼けるボヤ」「ホームに煙が流れ込んだため一時騒然」と報じたのみで、爆発どころかちょっとした火災のような扱いだ。一体「爆発」の噂とは何だったのか?

   渋谷消防署に問い合わせたところ、高架下の路上生活者が持っていたカセットボンベが、火災の影響で小さな爆発を起こしたという。その際確かに爆発音は鳴ったので、「大爆発」の噂につながったのでは、とのことだった。なお、けが人はいなかったという。

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