キャストが変われば、支援額なども見直される可能性
秋田県がロケ地になったアイリスは、イ・ビョンホンさん効果で、韓国での視聴率が平均で30%ほどにも達した。そして、秋田の認知度がアップする効果があるとして、県では、続編の「アイリス2」に制作支援などとして3824万円を予算化した。
ところが、アイリス2は、イ・ビョンホンさんがスケジュールの都合などから降板し、2013年2月13日の初回視聴率は14.4%に留まった。
今回の都市征伐では、人気俳優のキム・ヒョンジュンさんがこのまま降板するとすれば、同様な視聴率低下も十分に考えられる。それでも、日光市などは同様な制作支援などを行うのか。
この点について、市の観光振興課では、こう説明する。
「降板するかどうかはまだ分かっていませんが、もしそうなった場合は、市への誘客などにつながるか精査をします。もともと大スター出演を前提にした支援ですので、キャストが変われば、支援額なども見直される可能性はあります。あまり見られないドラマでしたら、支援のメリットは薄れるでしょうから」
もっとも、ドラマの放送がなくなったら、3000万円の支出はないと言っている。
ただ、ネット上では、そもそも韓国に制作支援することに疑問の声が多い。「こういうこと自治体がするのやめたほうが」「なんで撮影場所の方が金払うの?」といった書き込みが相次いでいる。