「小さな女王」高梨沙羅なぜ強い? 技術も上手だが、メンタルがものすごい

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   スキージャンプ女子の高梨沙羅選手(16)が、ワールドカップ個人でジャンプとしては日本初となる総合優勝を2013年2月17日達成した。

   今季はここまでの14戦中、すでに8勝を挙げている。その強さの源はどこにあるのか。長野五輪で団体金メダルに輝いた元スキージャンプ選手・原田雅彦さん(雪印メグミルクスキー部コーチ)はJ-CASTニュースの取材に対し、競技に向き合う「素直さ」を第一に挙げた。

原田さん「おそらく今は何も考えなくても…」

   スキーワールドカップでは、これまで荻原健司選手(ノルディック複合)など6人の日本選手が総合優勝を果たしているが、ジャンプでは初の優勝だ。また16歳4か月は、世界的にも「史上最年少」だ。

   翌18日、各局が高梨選手の人となりとともに、その「強さの秘密」を分析した。たとえば「朝ズバッ!」(TBS系)ではドイツチーム監督が「マシンのようにフォームが安定している」と評し、「とくダネ!」(フジテレビ系)では船木和喜さんを育てたコーチ・八木弘和さんが「アプローチの姿勢の低さ」を解説した。元ノルディック複合選手の荻原次晴さんは「モーニングバード!」(テレビ朝日系)で「テイクオフの際の度胸」と、下半身トレーニングの成功を主に挙げる。

   一方で原田雅彦さんは、そのメンタル面を第一に高く評価した。

「さらに距離を伸ばしたい、優勝したいという思いに向かって、彼女が努力を積み重ねた結果でしょう。競技に向き合う素直さ、それが彼女の強さだと思います」

   もちろん技術的な部分についても、「全く問題ない。上手ですよ」と手放しの賞賛だ。

「おそらく今の好調さなら、踏み切りは何も考えないでもタイミングが合う状態だと思います。なるべくこの状況を続けてほしいですよね」
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