尖閣に中国旗立てた写真入りの1ドル紙幣 香港の活動家が資金目当てに販売

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4ドル分と切手などで1セット1万5000円

   保釣行動委員会ではほかにも、さまざまな形で尖閣領有を訴える活動を続けている。たとえばフェイスブック上にも公式ページを作り、毎日のように更新を続けている。尖閣問題を報じる内外のニュースや、活動の様子などが投稿されているほか、香港のみならず台湾やマカオなどからも「連帯」のコメントが寄せられている。

   こうした活発に見える保釣行動委員会の動きだが、一方で彼らを悩ませているのは「資金不足」という現実的な問題だ。12年8月の上陸直後、委員会の幹部が環球時報のインタビューに答えたところによれば、同団体の資金源の大半は実入りの少ない街頭募金で、年間250万円近くもかかる抗議船の維持費だけであっぷあっぷ状態だ。メンバーは運転手など別の稼業でなんとか生計を立てているそうだ。さらに別の報道によると、頼みの抗議船も尖閣上陸でボロボロになってしまったという。

   同団体のツイッターを見ても、プロフィール欄の一番目立つところに書かれているのは銀行の口座番号、つまりは「寄付」のお願いだ。上記の「尖閣ドル」も、アピールはもちろんだが、結局のところは「お金がない!」というところが大きいらしい。

   ちなみにその価格だが、4ドル分と切手などがセットになって実に1280香港ドル、日本円で1万5000円超だ。限定1万セットとのことで、ウェブサイトなどで購入を受け付けている。

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