「できるだけ多くの人を傷つけてやろうと思った」 グアム日本人死傷犯人は「通り魔」だった

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「危険だから入って」と観光客を招き入れた地元店も

   グアムは日本人にとってリゾート観光のメッカ。政府観光局によると、観光客全体の約75%は日本人で、2000年代初めは年間110万人が訪れていた。その後、2008年の「リーマンショック」による景気低迷や2011年の東日本大震災の影響で一時82万人にまで減少したが、2012年は93万人に回復した。

   日本の真冬にあたる2月は、温暖な気候を求めてやってくる日本人が少なくない。「3月になると春休みに入るので、例年これからの時期は訪問者数が増える」そうだ。集客が見込めるタイミングで起きたショッキングな事件だけに、「観光への影響はある程度覚悟しなければならないでしょう。この先どうなるか」と不安が拭えない。

   ショッピングセンターでは事件発生時、外にいた観光客に対して「危険だから中に入って」と招き入れた店や、万一の事態を考えて観光客をホテルまで送り届けた親切な店員もいたそうだ。穏やかな人柄の地元民に、本来は夜道を歩いても安全な地域。無縁だったはずの凶悪事件発生に、現地の人たちも大きなショックを受けている。

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