警察やマスコミへの批判の方が強く
遠隔操作の事件では、犯人から警察への恨みが表明されている。
自分が正義感に駆られてレコード会社を糾弾するなどしたのに、なぜ刑罰を受けなければならないのか――。
もし片山祐輔容疑者が起こした事件なら、こんな無念な思いがあった可能性はあるかもしれない。
報道によると、片山容疑者は小学校の卒業文集で、「本当にやろうと思ったことは粘り強い」と書いていた。勤め先のIT関連会社の社長も、「マニアックで思い込みが強い」と明かしており、それが江の島の猫の首輪にマイクロSDカードをつけて自己顕示するほどの行動に駆り立てたのだろうか。
ただ、本人は、今回の事件については、まったく身に覚えがないと否認している。
ネット上では、遠隔操作ウイルス事件で4人も誤認逮捕した警察や、今回も逮捕前後から様々な情報を流すマスコミへの批判の方が強い。「警察さんサイドが無能だったにすぎん」「下手な殺人犯より追求されてるな」「また冤罪だったらどうするんだろ?」といった疑問がくすぶり続けている。