MV監督に曲渡し忘れ、過密すぎ撮影日程… AKBスタッフの「てんやわんや」舞台裏が明らかに

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   NHK BSプレミアムで2013年2月11日、「密着!秋元康2160時間~エンターテインメントは眠らない~」というドキュメンタリー番組が放送された。

   タイトル通り、AKB48の作詞と総合プロデュースを務める秋元康氏(56)の仕事風景に密着した番組だったのだが、本人のあまりの多忙ぶり、さらに運営の「てんやわんや」の実情が明るみに出てしまい、ネットでも驚きの声が広がった。

「意味がわかんない、お前らの感覚」スタッフに強烈ダメ出し

スタッフへの苛立ちも見せた秋元氏(10年8月撮影)
スタッフへの苛立ちも見せた秋元氏(10年8月撮影)

   番組は秋元氏やAKB48運営に密着取材した3か月をまとめており、曲やミュージックビデオ(MV)の製作、メンバーのオーディション現場などに潜入したものだった。

   秋元氏はスタッフによく怒っているようだったが、その中でも特に驚きだったのは、13年2月20日に発売される新曲「So long !」に収録される4種類のカップリング曲のMVのミーティング風景だった。

   映像監督との打ち合わせで、1人の監督が「曲を今初めて聞いたので、ちょっと予想したのと全然違いましたね。これにはあんまりハマらない企画をしてきたんで…」と告げた。秋元氏が「曲渡してなかったの?」と映像プロデューサーの北川謙二氏に尋ねると、「まだ僕もちょっといただいていないんで…」と答えた。

   その場で3人の監督が曲を聞いていなかったことが明らかになり、秋元氏は「何で渡ってないんだ?じゃあここでやる意味がないじゃん」「何が起きているのか俺には理解できない」「意味がわかんないじゃん、お前らの感覚が。曲をまだ聞いていただいてないのに何を打ち合わせするんだよ?」などとたたみかけ、北川氏は「すいません…」と平謝りだった。

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