パナソニックやシャープ、「空気清浄機」特需 「PM2.5」汚染で1月の中国販売は2~3倍増

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国内でも西日本を中心に売れている

   空気清浄機は国内でも売れ行きを伸ばしている。花粉の飛散がはじまることに加えて、有害物質の「PM2.5」がすでに九州など西日本に流れ込んできているとの情報があり、健康被害が懸念されていることが背景だ。

   家電量販店のビックカメラによると、「毎年この時期は花粉の飛散に備えて買っていく方が多いのですが、今年は2月に入って西日本を中心に1.5倍ほど増えています」と話している。

   また、ヤマダ電機も「2月に入って、とくにこの3連休(2月9~11日)に急増したようです」という。中国に近い「福岡の店舗などでは『PM2.5』が除去できるかどうかの問い合わせも少なからずあるようです」と、忙しくなった。

   一方、中国の春節(旧正月)にあたるこの時期は、休日を利用した中国人観光客が日本を訪れる。空気清浄機を買い求める人の中にはそういった中国人観光客も少なくなく、「たとえば炊飯器などを買っていく中国人観光客が、空気清浄機もあわせて買っていくようなケースがみられるようになりました」(ビックカメラ)という。価格は、2万円~4万円程度の商品が売れているとのことだ。

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