ヤマザキマリさん作の漫画「テルマエ・ロマエ」が、雑誌「月刊コミックビーム」2013年4月号(3月12日発売)をもって連載を終了すると発表された。
「古代ローマ時代の公衆浴場」という異色のテーマで話題を集め映画も大ヒット、続編の製作も決定している人気作だ。読者からは惜しむ声が上がっているかと思いきや、意外にも「これで良かった」という声が多い。
「テルマエ・ムーブメントの沸点で冒険の旅が終わる!」
「テルマエ・ロマエ」は、主人公である古代ローマ帝国の浴場設計技師・ルシウスが、浴場のアイデアについて悩みすぎた挙句、現代の日本の銭湯にタイムスリップしてしまう、という内容だ。「コミックビーム」08年2月号から不定期連載が始まり、10年4月号で定期連載に移行した。単行本は12年9月までに5巻出ており、12年1月にアニメ化、同年4月には俳優の阿部寛さん主演で実写映画も公開された。
そんな「テルマエ・ロマエ」が、「コミックビーム」3月号で、「『テルマエ・ロマエ』大団円!!!」と大きく最終回の告知をされている。
「古代ローマ&お風呂コミックの最高峰!!ビーム史上空前にして、イチゼロ年代漫画界最大のモンスター・ヒット作が、ついについに、驚愕のフィナーレ!!2012年の話題を独占した大ヒット映画のパートII製作も発表され、世界中を巻き込みますますヒートアップする"テルマエ・ムーブメント"の沸点で、我らがヒーロー・浴場技師ルシウスの、愛と熱狂に満ちた冒険の旅が終わる!!映画の情報も盛り沢山でお贈りする、ナミダと笑いの最終回!!」
こんな力の入った文章と共に、4月号でテルマエ・ロマエが表紙を飾り、巻頭特集が組まれることも予告されている。