「親の因果が子に回る、という発想はそもそもおかしい」
ただし、広域処理反対派の中でも受け止め方には差があるようだ。ツイートが批判されたひとりが、「モジモジ先生」こと下地真樹・阪南大学経済学部准教授だ。下地氏は12年12月には、広域処理の反対活動をめぐって威力業務妨害と不退去の容疑で逮捕されたが、釈放後にブログで「逮捕状記載の被疑事実はすべて嘘でした」などと主張していることで知られる。
批判された下地氏のツイートは、
「こんな思いまでしてやる仕事が『放射能バラマキ』なんだから、本当にどうしようもない」
という内容だ。意図するところは必ずしも明らかではないが、広域処理を進めるという仕事と引き換えに娘を失った、と理解したネット利用者も多いようで、前出の「自業自得」「天罰」といった発言と同列に批判された形だ。
下地氏は批判を受けた後に、
「親の因果が子に回る、という発想はそもそもおかしいし、簡単に差別につながるのでやめませんか」
とツイート。批判を受けている他のツイートとは意味合いが違うと主張したいようだった。