3月から、6月頃にかけて中国から黄砂と共に大量のPM2.5が飛来する恐れ
気象予報士の森朗氏は、西高東低の気圧配置が緩む3月から、6月頃にかけて中国から黄砂と共に大量のPM2.5が飛来する恐れがあると8日の「スッキリ!!」(日テレ)で話した。首都圏にも影響が出るかもしれないという。
環境省ではこうしたことへの「緊急行動計画」として、観測網を拡大するほか、情報提供を増やし、環境基準値を超える場合に注意報や警報に当たる情報を出すことも検討すると8日に発表した。すでに東京都や神奈川県をはじめとする全国の自治体では測定機器の増設を進めていて、役所のホームページで観測データを公開しているところもある。
たとえば、鳥取県では国の環境基準(1日平均で1立方メートルあたり35マイクロ・グラム)を超えるなど高濃度が予測される場合、注意情報をメールで送ることを来週にも開始する。また、リアルタイムの数値表示システムの導入を、春頃をめどに進めている。
こうした自治体からの情報をもとに、数値が高い日は外出を控えるなどの自衛策をとることも、重要になってきそうだ。