ダイヤ乱れをネタに著書を宣伝
なお、羽鳥光彦気象庁長官は、大雪直後の1月17日に行われた定例会見の場で、
「大雪についての予測が十分ではなかったことについては真摯に受け止めている」
と陳謝。今後の方針については
「積雪となった場合、社会的影響は極めて大きいので、必ずしも可能性は高くない場合でも、積雪のおそれがある状況であれば、その情報の発表方法について工夫するなどの検討を早急に進めていきたい」
と話し、できるだけ注意を呼びかける方向で検討しているとみられる。
また、2月7日午前には猪瀬知事は
「きのうは雪の影響でダイヤが乱れ、いつにも増して過密になった路線もありました」
と前置きした上で、
「首都圏のサラリーマンはなぜ郊外から満員電車で通勤しなければならなくなったのか。『土地の神話』(小学館文庫)では「東京」の都市開発の起源を徹底的に調べ上げました」
と、アマゾンへのリンクを貼って著書を宣伝。ツイッター上では、気象庁批判そのものが妥当ではない上に、批判に乗じて著書を宣伝しているとの疑問も出ている。
なお、著書は、アマゾンでは
「関東大震災後、東京という街がいかにしてでき上がっていたかを検証する『ミカドの肖像』の続編ともいえる近代日本論」
などと紹介されている。