8月中旬メドに安倍-習トップ会談の動き 公明・山口代表、「新しい変化感じ取っている」

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終戦記念日の靖国首相参拝は見送り求める

   関係改善の象徴とも言える首脳会談の時期についても、山口代表は

「我々から時期を言う訳にはいかないが、条約締結の日(8月12日)をひとつのポイントにして、できるだけ早い期間に達成することが望ましい」

と言及した。条約締結記念日の3日後には終戦記念日を迎える。安倍首相が第1次内閣の任期中に靖国神社を参拝しなかったことを念頭に、山口代表は

「習近平総書記が(会談)冒頭に、戦略的互恵関係を築いてきた安倍総理の(第1次内閣)当時の努力を評価したということの中には、そうした対応を含めて評価されたのではないか。そこは、安倍総理が賢明に判断するだろうと思っている」

と、参拝を見送るように強く求めた。

   山口氏が習総書記と会談するのは、野党時代から数えると、これで4回目。習総書記の印象については、

「非常に、落ち着いて穏やかな話しぶり。過去の会談の中では、非常にやわらかい、にこやかな表情を見せたことも何回もあった。今回の訪中では、冒頭の場面では、やや硬い表情に思われたが、実際の会談の中ではおだやかに対話ができたと思っている。そういう点で、非常に強硬に物事を力ずくで進めるという印象は持っていない」

と話していた。

   会談では、支持母体の創価学会・池田大作名誉会長から託されたメッセージを習氏に伝え、その反応についても、山口代表は「きちんとしかるべきルートで(池田氏に)伝えた」という。

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