「2年続けて、日中の節目の重要なチャンスを失敗させる訳にはいかない」
12年は日中国交正常化40周年だったのに続いて、13年は日中平和友好条約締結35周年にあたる。山口代表は、
「2年続けて、日中の節目の重要なチャンスを失敗させる訳にはいかない」
と強調。1月30日に人民日報に掲載されたという習総書記の講話を引き合いに、
「緊張を緩和させよう、関係を緩和させようという主張がなされている。こういう主張が、就任早々の習総書記から出されたことに、新しい変化を感じ取っている」
「人民日報で講話として載ったということは、国内に対する意味もあると思う」
と、「雪解け」が進むとの見方を示した。在日中国大使館のウェブサイトによると、習総書記は1月28日の中央政治局の集団学習会で、
「中国の発展は絶対に他国の利益を犠牲にするものではないし、われわれは絶対に人の利益を損ない、隣国に災いを押し付けることをしない」
と述べている。山口代表の発言は、これを念頭に置いているとみられる。