このままでは参院選10議席の見通しもあるが…
政党支持率の低下も止まらず、毎日新聞が2013年2月2、3日に行った世論調査では、自民党32%、日本維新の会11%なのに対し、民主党は5%にまで落ち込んだ。3日にあった横浜市議の補欠選挙では、なんと民主候補が共産候補に票数で負けていたのだ。
夏の参院選についても、民主党の改選46議席について、夕刊紙などがかなり下回るとの予想を出している。民主党の前原誠司前経済財政相は、朝日新聞の4日のインタビューで、「このままでは10議席だ」と危機感を示したほどだ。
政治評論家の有馬晴海さんは、「労働組合の票があるので、最低10議席はいくと思います」としながらも、このままでは存続すら危なくなると指摘する。
「海江田さんは、政党トップの器ではないと永田町ではみられています。民主党幹部ら多数が落選した中では、選べる人材があまりなかったということです。細野さんは、41歳とまだ経験不足ですが、民主党はその人気に頼るしかありませんでした。スキャンダルは過去のことですが、それを置いておいても、相当頑張らないと未来はありません。代表質問で安倍首相が参ったというようなものを見つけないと、存在意義がないわけです。代案も考えないようでは、自分たちが不要だと認めているようなものですよ」