米Amazon.comは現地時間2013年2月5日、同社のタブレット端末「Kindle Fire」(キンドルファイア)向けの仮装通貨「Amazon Coin」(アマゾンコイン)を5月から開始すると発表した。
キンドルファイアを使ってアプリ配信サービス「Amazon Appstore」から、アプリを購入したり、アプリ内課金をしたりする際に利用できる。1コインが1セントに相当する。
提供開始と同時に、計数千万ドル相当のコインをユーザーに無償で付与する。また、ユーザーはAmazonアカウントを通じて手軽にコインを購入できるようになるという。Amazon Coinを使って購入されたアプリなどは、従来同様、売上高の70%を開発者に分配する。
アマゾンでは、ユーザーにとっては支払いがより手軽になり、開発者にとってはトラフィック獲得や収入増加の機会拡大につながるとしている。