日産スタジアム(横浜市)で2013年夏、AKB48とももいろクローバーZ(ももクロ)という2大女性アイドルグループがコンサートを行う。
日産スタジアムといえば観客席7万2327席を誇る国内最大級の会場で、ここでコンサートを行うことは人気者の象徴でもあり、2組の勢いを表している。ところが、2組への期待値にかなりの差があるようなのだ。
「ももクロのライブ見たい」がAKBの2倍以上
AKB48が日産スタジアムでコンサートを行うのは13年6月。1月27日にイベント内で発表され、女性歌手として初の快挙ということで大きな話題になった。
その発表から1週間も経たない2月2日、今度はももクロが8月4日に日産スタジアムでライブを行うとイベント内で発表した。ももクロはNHK紅白歌合戦を目標に活動してきたが12年にそれが叶い、次なる目標として国立競技場(東京・新宿区、5万4224人収容)でのライブを掲げていた。その規模を飛び越えてのコンサート開催決定に、メンバーとファンは喜びをあらわにしたようだ。
この発表を受けて、Yahoo!ニュースの意識調査で2月2日、「日産スタジアムのライブ、見たいのはAKB?ももクロ?」という質問が公開された。投票は2月12日までだが、5日15時現在すでに5万票近く投票されている。
気になる結果だが、AKB48が1万5102票に対し、ももクロは2倍以上の3万3648票と、圧勝の結果となっている。
AKB48といえば11年5月発売のシングル「Everyday、カチューシャ」以来発売したシングルは全て1週目でミリオンヒットを達成するという、もはや「怪物」グループだ。一方のももクロは、12年11月発売のシングル「サラバ、愛しき悲しみたちよ」の1週目の売り上げ枚数は約7万4000枚だった。AKB48が1つのシングルにつき4~7種類発売しているのに対し、ももクロは2~4種類、さらに握手会の有無という決定的な違いはあるが、それにしても売り上げ枚数で見れば両者の差は大きい。