中国での新車販売が回復してきた。トヨタ自動車の2013年1月の中国での新車販売台数は前年同月比23.5%増の約7万2500台で、7か月ぶりに前年実績を上回った。また、日産自動車は同22.2%増の約11万5700台、ホンダが22.0%増の約4万7300台となり、いずれも5か月ぶりに前年実績を上回った。各社が2月4日までに発表した。
中国では12年9月の大規模な反日デモとその後の日本車の買い控えで、販売台数が大きく減っていた。各社とも、「回復傾向にある」としている。
また、中国の旧正月(春節)が13年は2月にずれ込んだため、1月はディーラーの稼働日が前年よりも多かったこともある。
一方、マツダは前年同月比16.1%減の約1万9000台。前年同月が新車効果で高水準となった反動がある。ただ同社も「回復傾向に変わりはない」としている。