「学習能力があるのだから成長しないということはないだろ」
「奇問」扱いされたこの問題だが、実は問題を解くための前提となる文章がある。
それは、「『生物であると判断するための特徴』とは、どのようなものか」というもので、「特徴A:自分と外界とを区別する境目をもつ。特徴B:自身が成長したり、子をつくったりする。特徴C:エネルギーをたくわえたり、使ったりするしくみをもっている。」と、生物の定義が説明されている。
この文章を受けての問題だったので、きちんと読み解けば答えが導き出せる。
ただ、この「生物の定義」に疑問を持つ声も多い。身長や体重が増える、爪や髪が伸びるといった「身体的な成長」を指しているが、「ドラえもん自身には学習能力があるのだから成長しないということはないだろ」という「精神的・頭脳的な成長」はしているという反論もある。また、「単細胞生物の中には子孫を作るんじゃなくて分裂して増える奴もいるよね。ドラえもんもフエルミラー(編注:人や物を2つに増やすことができる道具)とかで自己複製できるから生物じゃない?」というツイートもあった。