引きこもりは「厄介者で犯罪者予備軍」 支援サイトに抗議押し寄せ謝罪、でも削除はせず

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   引きこもりや不登校の人間を更生、進学支援する会社が公式ホームページで、「引きこもりは無駄飯食いのお荷物」「無責任で、周囲に迷惑ばかりかける厄介者」など過激なことを書いているとネットで話題になっている。

   配慮を欠いていてあまりに酷すぎる、などと抗議が押し寄せたため、会社側は謝罪はしたが、「十分な精査を行った上で掲載していて、賛同も得られている」とし、削除や書き換えはせずに掲載し続けると宣言した。

「社会全体から無駄飯食いのお荷物と見られています」

   この会社は「CARPE・FIDEM(カルぺ・フィデム)」。不登校や引きこもり経験者が尊厳を持ち再び社会で活動し、充分な収入を得られるように教育面でサポーするため、大学への進学から、資格の取得、起業、職業訓練への参加などに関する様々な講座を設けている。

   ところが、公式ホームページにある会社説明や、数々のコラム、Q&Aの中に、引きこもりを侮辱するかのような文章が存在すると2013年1月30日頃からネットで騒ぎになった。例えば、高校中退(或いは、高校進学歴無し)で職歴無し、30歳過ぎの男性を想定し、

「あなたには何の能力もなく、社会全体から無駄飯食いのお荷物と見られています」
「挙動に不審さの残る元引きこもり当事者に、安心出来る居場所が提供されるケースは稀です」

とした。さらに、引きこもりが殺人事件や傷害事件を起こしたニュースが流れているが、引きこもりの中には不満や鬱憤を抱えている犯罪予備軍が大勢いるし、惨めな自分を誤魔化すために極端な政治思想に染まったり、新興宗教に依存したりする人も増えているなどと書いている。

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