「同じ警察職員として申し訳ない」
警視庁は最近、吉原の格安ソープランドや新宿の老舗ストリップ劇場を相次いで摘発するなど、東京都とともに五輪誘致に向けた浄化作戦を行っているとも報じられている。それだけに、ネット上では、「警察も排除しないといかんとはこりゃ大変だね」などと皮肉る向きもあった。
相次ぐ批判に対し、警視庁犯罪抑止対策本部のツイッターでは、「身内の不祥事などが報道されております。同じ警察職員として申し訳なく感じております」などと平謝りするしかないようだった。
報道によると、垣副朋彦容疑者の関与が浮上したきっかけは、別の事件捜査からだった。警視庁が2012年5月に商標法違反事件を調べているとき、垣副容疑者の名刺のほかに、姜容疑者と一緒に写った写真が見つかったからだ。これは、姜容疑者の親族とみられる中国人女性が店長をしている雑貨店で、ルイ・ヴィトンバッグなどのニセブランド品約460点を扱っていた事件を指すらしい。
垣副容疑者は、万世橋署で銃器や薬物、暴力団の対策を担当しており、職場は外国人も多い秋葉原にあった。数年前に知り合ったという姜容疑者らとは、仕事関係で接点があったのか不明だが、ミイラ取りがミイラになった印象は拭えない。