後輩の「先輩を超える」発言にうなずく
続いて舞台に上がってきたメンバーたちも、多くは以前から板野さんから話を聞いていたとのことで、それほどの動揺の色はなく、
「正直寂しいですが、彼女の決断ですから背中を押してあげたい」(高橋みなみさん)
「勇気のある決断。かっこいい」(小嶋陽菜さん)
「残されたメンバーとして、AKBはAKBとしてがんばらないと」(篠田麻里子さん)
と、板野さんへのエールに終始した。板野さんは落ち着いた様子で聞いていたが、この日のメンバーで最年少・15歳の加藤玲奈さんが
「先輩たちを抜かすつもりで頑張りたい」
と話すと、満足そうに頷いていた。
舞台挨拶の最後、コメントを求められた板野さんは、
「私の最後の発表も是非見ていただきたいんですけれども、この映画ではすごくメンバーも泣いてるので、みなさんもいっぱい泣いてください。私たちと一緒に、涙の後の未来を一緒に見ましょう」
と晴れやかな笑顔でPR。観客席では先ほどのファンが、「やだ~! やめないで~!」と地団駄踏みながら叫んでいたが、動じる様子もなく手を振りながらステージを後にした。