外国人記者「先進国でも新興国でもファースト・ファミリーの日常生活には護衛をつける」
実はこの種の懸念は、昭恵氏に始まった話ではない。11年1月12日に菅直人元首相の伸子夫人が東京・有楽町で記者会見した際も、同様の問題が指摘されている。
この会見に出席していたジャーナリストの渡辺晴子さんは、出版社「ロゼッタストーン」のウェブサイトのコラム「外国特派員クラブの窓から」の中で、
「講演を終えた伸子夫人は、プレスクラブのスタッフが仲通りで捕まえたタクシーに自前で雇った秘書と二人で乗り込み、公邸に向かった。『もし首相夫人が拉致されたら・・・』見送っていた筆者は背筋がゾッとした。SPが同行しないのでスタッフは独断で丸の内署から警官を派遣してもらっていたというが、プレスクラブでの記者会見は公務または準公務。危機管理上SPをつけるのが常識ではないか」
と、SPがついていなかったことを疑問視している。このコラムによると、会見に出席した外国人記者からも、
「オバマ大統領の家族はしっかりSPに護衛されている」
「先進国でも新興国でもファースト・ファミリーの日常生活には護衛をつける」
といった声があがったという。