「維新」13年夏にも空中分解する可能性 元「行列」丸山弁護士が、橋下市長を分析

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維新は「ある意味では公明党に浸食されている」

   公明党との選挙協力についても「公明党に、維新の細胞の中にまで入られた。ある意味では公明党に浸食されている」と批判した。石原氏と公明党とは政策面で合意できない点も多いことから、

「全く維新の会として身動きが取れない状況が出てくる。石原氏との間にも亀裂が生じている。維新の会は、本来の骨格が固まる前に外部から色々なものが入ってきて、本来のものが失われつつある。下手すると、次の参院選に向けて、消えてしまう可能性もある」

と、「維新」が13年夏にも空中分解する可能性を指摘した。

   「みんなの党」との合流問題をめぐっては、1年半ほど前に渡辺喜美代表と会食した際のエピソードを披露。当時、渡辺氏は、

「橋下徹は、おれの言うことは何でも聞く。1時間喋ったら、黙って聞いている。だから大丈夫。維新が『みんなの党』の下にくっつく形で、何でもやれる」

と、合流に楽観的な見方だったが、丸山氏は「それはない」と反論したという。渡辺代表は橋下氏と違って「義」を重んじる性格だとされることから、丸山氏は

「政策の一致だけなく、リーダーの協調なくして(政党の)一致は難しい。一緒にならないほうがいいし、なることは難しい」

と合流には否定的だった。

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