「中指立てられ」「チームに脅迫みたいなものが」 日本人サッカー選手にスロバキアで人種差別

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

「若い選手が多いチームだったので、外国人との付き合い方が分からなかったのだろう」

   また、チームメイトや監督との関係についてはこう話した。

   唯一の外国人と言うことで、言葉の壁もあり結果として孤立してしまった。ただ、監督は自分を使おうとしてくれていたと思うし、若い選手が多いチームだったので、外国人との付き合い方が分からなかったのかもしれない。悩みを打ち明け、食事を共にできる人も1人だがいた。

   ただ、チェコでプレーしていたときは、チームに8か国の選手がいてが、みな仲良くやっていたという。

   そして、一部のサポーターからのバッシングがエスカレートした原因として、勝てなかったことを挙げた。貧乏チームで唯一の外国人に、不満の矛先が向いたのではないか、というのだ。チームのリーグ順位は現在下から3番目に低迷している。

   帰国後、一時サッカーに疲れ、やめることも考えた。しかし、友人や家族の後押しを受けて、現在はハンガリー2部リーグのクラブのトライアルに挑戦中という。

   中村選手は1987年生まれ。中学2年生時に清水エスパルスのジュニアユースに入団。国士舘大学卒業後にルーマニアへわたり、2部リーグCFRクライオバを経て、2012年にチェコ・ガンブリヌス・リーガのFKヴィクトリア・ジジュコフでプレーした。保有権は同チームに残されたまま、MSKリマフスカ・ソバタにレンタル移籍していた。

1 2
姉妹サイト