12年の現金給与総額、過去最低を更新 ボーナス減が響く

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   2012年の従業員1人あたり月平均の現金給与総額は、前年比0.6%減の31万4236円だった。厚生労働省が毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)を、2013年1月31日発表した。2年連続で前年を下回り、比較できる1990年以降の最低を更新した。

   東日本大震災や円高の影響による企業業績の低迷でボーナスが減少したことが響いた。パートタイム労働者が増加傾向にあることも減少要因になったとみている。

   ボーナスなどの特別に支払われた給与は3.1%減と3年ぶりにマイナスへ転じた。また、基本給や家族手当などを含んだ所定内給与は0.1%減と7年連続でマイナスとなった。

   一方、毎月の平均総労働時間は0.5%増の147.1時間。製造業の残業時間などの所定外労働時間は1.6%増の14.6時間だった。

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